オルソケラトロジーとは何か

 眼のより前面の部分である角膜と虹彩の間に入れる前房型と、眼の奥の部分である、虹彩と水晶体の間に入れる後房型にわかれています。

メリット

 オルソケラトロジー最大のメリットは、寝ている間のみのコンタクトレンズ着用し、昼間は裸眼で過ごせるという点です。仕組みの考え方としては、レーシックの基礎知識があれば理解しやすいですね。
 近視の場合、網膜の手前に焦点が合うようになってしまっています。これを、特殊なコンタクトレンズを使うことにより、一時的に角膜形状を変化させて、網膜で焦点を結ぶようにするのです。レーシックと違い、手術による矯正ではないという点が日本人の安心感を買っているようです。

 レーシックでも、手術を受ける前にはコンタクトレンズを外さなければなりません。それは角膜形状がコンタクトによって変化しているからです。この仕組みをオルソケラトロジーでは利用しているのです。
 角膜は繊細なため、非常に癖がつきやすいものです。そして、その性質を利用しているため、長装用期間が長いほど角膜に癖がつき視力維持期間が長い、と考えられます。また、角膜が切除されるわけではないので、取り外せば元に戻ります。なので、角膜を切除することに不安がある人には良い方法かもしれません。
 他にも、未成年などの若い人も使える、というメリットがあります。レーシックの場合は、18歳以下は手術を受けられない可能性があります。それは、早い段階で視力矯正をしてしまうことにより、加齢によって近視に戻る可能性が高いからです。
 しかし、オルソケラトロジーの場合は装用をやめれば元に戻るので、その心配はありません。

デメリット

 デメリットとして、装用をやめてしまうと元に戻る、金額が高い、寝ている間にずれることによって思ったような視力回復の結果が得られない等が考えられます。

やめると元に戻る

 特殊レンズの装用をやめてしまうと元に戻るのは当たり前で、このレンズによって癖をつける方法ですので、やめてしまえば癖がなくなるために元の視力に戻ってしまいます。
 これと同じく、視力が安定しにくいというデメリットもあります。特に、最初は日内変動が大きすぎるため、朝の視力が1.0でも家に帰る頃には0.3になってしまう、ということになりかねません。これではメガネを持って出かけなければ不安ですね。

金額が高い

 次に、金額が高いということですが、両目で約10万円から20万円の金額がかかります。また耐用年数は5年ほどです。これではコンタクトレンズにかかる金額とほとんど変わらず、レーシックの値段とも大差がありません。

寝ている間にズレる

 最後に、寝ている間にレンズがずれて思ったような効用が得られない、ということがあります。これは、寝ている間にも眼球は動くために、矯正場所を失敗してしまうことから生じます。レンズを外せば元に戻るので問題はないと考えるかもしれませんが、そもそも高い金額を出してオルソケラトロジーをしていることを考えると、これは問題です。

 このようにメリットとデメリットがあります。トータルで考えれば、レーシックによる手術が不安で仕方ない人や、未成年で年齢が若い人などにはいい方法かもしれません。しかし、装用期間5年という短期間で高額を支払うのは、やはり負担が大きいです。

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