現在はイントラレーシックが主流の術式
レーシックには大きく分けて二種類あります。それはレーシックとイントラレーシックです。これは、フラップという角膜のふたを作成する際に、使用する機械に差があります。
レーシックはマイクロケラトームという金属のカンナのような医療器具を使います。一方で、イントラレーシックはレーザーでフラップを作成します。(下記図参照)
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| イントラレーザーでフラップを作成 | マイクロケラトームでフラップを作成 |
現在の主流はイントラレーシックです。その理由は、3つの大きなメリットがあるからです。
メリット1:角膜が薄くつくれる
イントラレーシックはレーザーを利用することでフラップを薄く作ることができます。レーシックは約160μm、イントラレーシックは約110μmと、その差約50μm薄くつくれます。
そのため、イントラレーシックでは角膜を多く保存することが可能なり、手術を受けられる人が多いのです。角膜ベッド(角膜を削って残った部分)が330μm以上残っていると、近視戻りが起きにくいなどのメリットもあります。
(日本視能訓練士協会誌 Vol.34 : 121-126, 2005より)
メリット2:乱視やゆがみにも対応できる
その次のメリットとして、レーザーで制御を行うため、今まで対応できなかった目の乱視や歪みにも対応できます。
メリット3:合併症の発生率が低い
マイクロケラトームを使用するレーシックよりもフラップがより滑らかで綺麗に作ることが出来ます。そのため、ハロ・グレアという合併症やドライアイの発生率も抑えることができます。
デメリットはないのか?
以上のようなメリットが上げられるため、イントラレーシックが主流になっていますが、レーザーを使うため炎症が起きる確率が多少おきやすい点と、フラップの癒着までの時間がやや長い点などのデメリットも存在します。
しかし、それを差し置いても適応範囲が広いことなどを考慮すると、イントラレーシックが主流になるのは当たり前と考えられます。
勿論、イントラレーシックは手術する側にも恩恵があります。イントラレーシックはレーザー制御によりフラップを形成しますので、従来のレーシックよりも人為的な部分が少なくなるのです。つまり、手術する人による差が以前よりも少なくなったということです。そのため、この点に関しては誰がやっても同じことが可能になり、これを売り文句にしているクリニックも少なくありません。
とはいえ、人為的な部分もあるためトータルで見れば執刀医が関係ないということはありません。これに関しては「医師の経歴が手術の成功を左右する」で考察します。






