エピレーシックとレーシックの違い

 レーシックとエピレーシックの最大の違いは二つあります。それは、適応対象の人と、術後の対応の違いです。これを説明する前に、エピレーシックについて簡単に説明します。

エピレーシックとは、基本的には従来のレーシックと同じ術式です。異なるのは、フラップ作成時にマイクロケラトームでなく、エピケラトームを使用する点です。マイクロケラトームのフラップ厚が約160μmなのに対して、エピケラトームは約50μmと大きな差があります。これは通常のイントラレーシックのフラップ(約110μm)に比べても薄く作れることがわかります。
そのエピケラトームを使いフラップを作成したあとは、フラップをめくり、エキシマレーザーを照射して角膜を切除し、視力を矯正します。
最後に、フラップを閉じた後に治療用コンタクトレンズを装着するのが特徴的です。フラップは時間の経過と共に、最終的には消失します。これがエピレーシックです。

角膜が薄くても手術が可能

 エピレーシックは通常のレーシックと比べて、適応対象が違います。 角膜が薄く作れるために、角膜が薄い方、強度近視で通常レーシックだと角膜が足りない方の適応が可能です。
 また、格闘技などの激しいスポーツをする方にも勧められます。
これは最終的にフラップが消失するため、フラップがずれるという心配がないことより激しいスポーツが可能になるからです。

術後のアフターケアも異なる

 次に術後のケアが大きく異なります。従来のレーシックが最低3回の検査通院に対して、エピレーシックは最低9回の検査通院があります(クリニックによって異なります)。
 これは、フラップを薄く作るために、術後検査を多くし、随時状況を見ないと危険だからです。
 また、痛みも従来のレーシックよりも重く、数日間痛みが伴うとされています。 最後に、UVカットのサングラスを半年など、長い期間装用しなければならないことです。これは、フラップが薄く作られるために角膜混濁などの様々な合併症に対するリスクが高まるからです。

 以上の様に、レーシックとエピレーシックは異なる部分が多くあります。一般的には、レーシックやイントラレーシックが勧められますが、各個人の状況や事情によってはエピレーシックが勧められます。ただし、痛みが多いからといって危険な手術ではありません。術後のケアにさえ気をつければ従来のレーシックと違いはありません。

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