夢を見ていませんか?

 ここまで、レーシックの眼科クリニックを決めるポイントを様々な角度から見てきました。レーシックを受けるにあたり、皆さんも色々な事を考えていらっしゃることだと思います。ここで、一つだけ苦言を呈しておきます。それは、「夢を見ていませんか?」ということです。

大切なのは批判の精神

 多くの人が批判の精神を忘れ、視力が向上することにばかり眼を向けています。「何処のクリニックが本当にいいのか」「自分に適している術式は何なのか」等々、そんな当たり前のことを考えられない人が多いようです。

 レーシックはある程度確立された技術でありますし、実際に日本でも成功している人が続々と増えています。あなたの近くでも友人が手術に成功して「クリアな世界」を手に入れている人がいるかもしれません。しかし、本当に冷静に判断出来ているのでしょうか?

 極端な話をすれば、クリニックの公式HPに記載されている数値は、作られた数値である場合があります。状態の良い患者のデータを集めたり、近視戻りになる前の術後1日だけのデータを集めたりして作られた可能性があるのです。その様な数値を出したとしても、実際に「そのタイミングではその数値が出た」と言ってしまえば問題はありません。
 これは医療としては上等手段であり、レーシックだけに見受けられることではありません。

 また、例えば暗所瞳孔径が大きいためハロ・グレア(詳しくはこちら)が強く出る人が居たとします。しかし、これも一言説明すれば問題なく、検査用紙に暗所瞳孔径というもの自体が書かれていないクリニックも多いのが実際です。これで医師が正しいことを、常に自分の心配をしながら言ってくれていると思えるでしょうか?

 少しドキッとするようなことを書きましたが、これはもちろん極端な話です。つまり、何事も疑うことから入っていただきたいということです。

このホームページも疑ってみる

 レーシックは近視矯正ですが、それと同時にビジネスでもあります。そのため、症例数を増やすためにクリニックサイドも必死になることがあります。特に、現在では多くのクリニックが乱立し、レーシックを受ける人というパイをクリニック同士で取り合う傾向があります。

 この様な現状だからこそ、レーシックを考えている患者側もしっかりと情報を集めなければならないのです。例えば、遠慮がちで、よく医師に質問をきちんとできない人が居ます。それは明らかに間違いです。遠慮は無用です。気になったことがあれば直ぐにでも食いかかり、可能な限りの不安・疑問を解消しなければなりません。レーシックは基本的に多くの人が一回しか受けない手術です。自分の体のことであるとはいえ、手術に関しては初心者なのですから、何も知らなくて当然です。分からないことは聞いて当たり前なのです。医師への質問シートも用意しましたので、是非ご利用ください。

質問シートをダウンロード
 (※ファイルの閲覧にはAdobe Acrobat Reader(無料)が必要です)

 何度も繰り返しますが、クリニック選びは本当に精査して下さい。メリットばかりを見つけ、成功したら素晴らしい世界が待っている、メガネもコンタクトも必要ない。それは確かに素晴らしいことです。

 しかし、もし万が一失敗した、視力が上がらなかった、何らかの合併症が発症してしまった。その時、夢から覚め、絶対に後悔することになります。常に批判の精神を持って、レーシックについて調べてください。

 また、私のこのホームページも少し疑ってみてください。ここには、私が調べた情報のうち、自信を持って書けることのみを記載していますので、基本的に間違いは無いかと思います。しかし、それでも"100%正しい"というようなことは言えないのです。

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