近視と遠視について

 ここでは近視と遠視について解説します。知っているようで、誤解している部分もあるのでぜひ参考にしてください。

近視の仕組み

 近視とは、近くの物がよく見えるのに対して、遠くの物にピントが合わずにぼんやりとしか見えないことです。日本人に最も多く、日本人の約30%が近視と言われています。

正視
近視

 これは、光が眼に入ってくる際に正視の状態の場合は網膜で焦点が合うのですが、近視の場合はそれより前の部分で焦点が合ってしまうために起きるのです。

 通常、近視は若い頃に発症し始め、20代に入れば進行が止まります。つまり、その時点で視力が下がりきるというのが一般的でした。しかし、最近は現代人の生活模様の変化から、成人を超えてもなお視力が下がる人が増えてきています。また近視は軸性近視と屈折性近視にわけられます。

軸性近視とは

 軸性近視とは、眼球の横幅が正常の数値よりも長いために、その影響で遠くを見た際に自動的に網膜より手前で焦点が結ばれることです。ほとんどは、この軸性近視です。一般的に言えば、子供の目は大人より小さいです。そのため、眼球の横幅が短く、網膜の奥で焦点を結んでしまうために遠視がちになるのです。しかし、これは加齢と成長により眼球が大きくなるため、遠視は治ると言われています。だが、そのまま通常よりも大きくなってしまった場合、眼球の横幅は正常値を超えるためになってしまうのです。
 こうなると、何らかの矯正手段を用いなければ正常な視力を得ることが出来ません。

屈折性近視とは

 屈折性近視とは、眼球の横幅は正常な値の範囲内です。しかし、何らかの理由により近くを見すぎているために、水晶体が近くを見た状態で固まることから網膜より手前で焦点が結ばれることから、近視のような状態になってしまうのです。
 つまり、遠くを眺めているのに近くを眺めているのと同じ状況になってしまうため、症状が出るのです。
 ただ、屈折性近視は、眼を休めることや、トレーニングをすることで治る仮性近視や偽近視と呼ばれている類のものです。そのため、一般的には軸性近視の方が問題です。

遠視の仕組み

 次に遠視ついてです。ここまで読んでいただいて理解していただけたように、遠視とは網膜の奥で焦点が結ばれてしまうことです。

遠視

 リラックスした状態で、遠くの物を見ているとします。その際に、網膜より後ろに焦点が合ってしまう屈折の状態を遠視と呼んでいるのです。
 考えていただければわかることなのですが、これは近視とは反対に眼球の横幅が短かったりすることによって起きます。遠視にも軸性遠視、屈折性遠視があるので簡単に説明します。軸性遠視とは、眼球の横幅が短いために網膜の奥で焦点を結んでしまうために起きます。屈折性遠視とは、水晶体の屈折力などが弱いために起こると考えられています。

 しかし、遠視の場合は遠くを見ているときでも調節が必要なために、近くを見るときには近視よりも大きな調節を眼が強いられるために、疲れやすいと考えられています。それらの理由により、疲れ眼や肩こりなど様々な弊害が表れるのです。遠視は近視とは違い、弊害が起こる可能性があるので気をつけなければなりません。

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